こんにちは、ブロガーYoutuberのリオ(@Rio_reach)です。
ブログで商品紹介をするためのツールのひとつであるRinker(リンカー)。
無料のWordPressプラグインで、手間なく簡単にリンクを作成できるので、多くのブロガーさんに使われています。
こんな感じのリンクですね。
最初に設定さえしてしまえば、WordPressの管理画面上で5秒でリンクが貼れます。
先日、そんなRinkerの特徴やインストール方法、リンクの貼り方を解説する動画を作成したのですが、
と感じました。
- 2019年1月のAmazonのPA-APIに関する制限について正確に把握し、わかりやすく解説している情報が存在しない。
- Rinkerの導入方法を解説しているブログの情報が古く、情報が更新されていない。
そのため、本記事ではRinkerについての正確な情報を初心者向けに検証も踏まえて解説していきます。
Rinkerを使いたい初心者ブロガーさんは参考になると思いますので、ぜひ記事を読み進めてみてくださいね。
- RinkerはWordPress専門プラグインです。WordPressをご利用されていない方は使えません。
- 本記事は2019年12月25日の情報にて記述しています。
正しい情報1:RinkerはAmazonアソシエイトの審査に受かっていなくても使える
RinkerはAmazonアソシエイトの審査に受かっていないと使えない、という情報がチラホラ見受けられますが、それは誤情報です。
初期のRinkerはAmazonアソシエイトの審査に受かっていないと使うことができませんでしたが、2019年12月現在はAmazonアソシエイトの審査に受かっていなくても利用できます。
Rikner公式サイト よくある質問にもAmazonアソシエイトのアカウントがなくてもRinkerが使用できることはしっかりと書いてあります。
Q Amazonアソシエイトのアカウントがなくても利用できますか?
A 利用できます。ただし[Amazonから検索]の機能を使うことはできません。Q Amazonアソシエイトのアカウントはなくて、もしものアカウントはあります。その場合利用できますか?
A 利用できます。ただし[Amazonから検索]の機能を使うことはできません。
引用:Rikner公式サイト よくある質問
ややこしいのは、公式ページの利用規約には、
Amazonアソシエイトのアカウントが必要です(もしものアカウントでは利用できません)
引用:Rinker公式サイト 利用規約
と、AmazonアソシエイトのアカウントがないとRinkerが使えないような記述がされており、
更に、Rinkerの設定画面でも、「Rinkerを利用するためにはAmazonのAmazon Product Advertising APIの認証キーを取得する必要があります。」と書いてあったりします。
Amazon APIはAmazonアソシエイトの機能です。
と、逆の記述になっているので不安になりますが、実際に試してみたところ、AmazonのAPIキーを設定しなくてもリンクを貼ることができました。
というわけで、「Amazonアソシエイトの審査に受かっていなくても使える」という情報が正しく、利用規約内とRinkerの設定画面の文言は単に修正漏れと考えられます。
Amazonアソシエイトの審査に受からない場合は、もしもアフェリエイト経由でAmazonの商品を紹介することができます。
もしもアフェリエイトのモットーは「がんばる個人のためのアフェリエイト」。
- 商品の紹介利率もAmazonアソシエイトと全く同じ
- 1000円から銀行口座に振込
と、数あるASPの中で、最も初心者ブロガーに最も優しいので、まだ登録していない方はぜひ登録しておきましょう。
Amazonアソシエイトは5000円から振り込みです。
5000円を稼ぐためには、商品紹介率がいちばん高い商品(10%)でも50000円分の売上が必要になります。
初心者が毎月50000円売り上げるのは正直かなり厳しいですよね。
あなたが初心者ブロガーなら、Amazonアソシエイトよりも1000円から銀行口座に振り込んでもらえるもしもアフェリエイトの方がおすすめです。
ただし、売上レポートはAmazonアソシエイトの方が見やすいので、安定して稼げるようになってきたら、もしもアフェリエイトからAmazonアソシエイトに切り替えると良いです。
正しい情報2:RinkerはAmazonのPA-APIが使えなくても使える
2019年1月に、AmazonPA-APIの利用ポリシー変更が発表されました。
Product Advertising API (以下PA-API)ではこれまで全てのお客様に初期状態にて1秒間に1リクエストのサービス提供をしてまいりました。
2019年01月23日よりこの条件を変更し、過去30日以内の発送済み売上商品が発生している場合、1日のリクエスト上限を8,640リクエストとし、追加の日次リクエスト可能数の上限を毎日動的に変更する下記仕様といたします。
- 初期リクエスト可能数 : 1日あたり 8,640リクエスト(API利用開始より60日間)
- PA-APIより取得した商品リンクより発生した、過去30日間の発送済み商品売上$0.05(日本円で約5円)ごとに1リクエスト追加
- 1日の最大リクエスト可能数は、1日あたり864,000リクエスト
売上実績の発生がない場合は、PA-APIの利用開始はできません。
また、発送済み商品売上が過去30日以内に発生していない場合、PA-APIをご利用いただけなくなる恐れがございます。なお 、Amazon Link Builder(WordPressプラグイン)のご利用についても、先に挙げた条件が適用となり、売上実績が必要となります。
引用:Amazonアソシエイト Product Advertising API について
この発表がされたことで、一部のブロガーの中で、
という誤情報が出回りました。
AmazonのPA-APIとは
簡単に言ってしまうとAmazonがプログラマ向けに用意してくれている「Amazonの商品情報を取得する機能」です。
ですが、「PA-APIが使えないとRinkerが使えない」は誤情報です。
そもそも、PA-APIはAmazonアソシエイトの機能ですが、RinkerはAmazonアソシエイトの審査に合格していなくてもRinkerの機能を使ってリンクを貼ることができます。
正しい情報3:AmazonのPA-APIが利用できないと使えない機能は3つだけ
Rinkerは3つの機能で、PA-APIを使っています。
3つの機能は、カエレバやもしもアフェリエイトのかんたんリンクといった他のツールにはない便利な機能です。
そう、あくまでも、便利な機能というだけです。
Rinkerの真価はそこではなく、「ラクにリンクを貼れること」。
付加価値として上記3つの機能はあれば嬉しいですが、なければないで、Rinkerの「ラクにリンクが貼れる」という魅力がなくなるというわけではありません。
AmazonのPA-APIが使えなくなっても、Amazonのリンク切れは発生しない
Amazonの画像リンクとAmazonの商品詳細ページってAPI経由で取得したURLなんでしょ?
Rinkerを使っているブロガーにとって、一番心配なのが「リンク切れ」ではないでしょうか?
Rinker開発者のやよいさんは、PA-APIが停止されてしまった場合、
すでに作ったリンクはそのまま利用可能です。
引用:AmazonPA-API回数制限のRinkerの影響
と書いています。
しかし、本当に果たして大丈夫なのか気になったので、検証してみました。
検証したRiknerのバージョンは1.58です。
開発者のやよいさんは、PA-APIをなるべく停止させないために、「Amaoznのボタンリンクを商品詳細ページへしておく」ことを推奨しています。
PA-API経由で売上が発生すると、PA-APIの使用上限回数が日本円で約5円あたり1回増えます。
そのため、PA-APIが停止するリスクを下げることができます。
(ちなみに、検索画面へのリンクは、PA-API経由で作られた商品リンクではないため、上限回数は増えません。)
そうなると、疑問に思うのは、
ということではないでしょうか?
そこで、「Amaoznのボタンリンクを商品詳細ページ」にしておいた状態で、Rinkerでリンクを作成。
その後、PA-APIの設定を削除し、キャッシュをクリアしてみました。
その状態で、Amazonボタンをクリックしたところ、PA-APIを削除する前は商品詳細ページにリンクされていましたが、PA-APIの設定を削除したあとにクリックしたところ、Amazonの検索画面にリンク先が変更されていました。
また、画像のリンク切れも発生していませんでした。
(画像リンクの仕組みはよくわからずですが、とりあえず画像も表示されていて、ページも問題なく遷移させることができたことは報告させていただきます。)
つまり、PA-APIが停止されてしまっても、リンク切れが発生しないようにプラグイン側で対応されているようです。
正しい情報4:Amazonアソシエイトの売上さえあれば、PA-APIは停止されない
と勘違いしているブロガーは多いのではないでしょうか?
実は私は最初、ここを誤解していました。
しかしこれは間違いで、PA-API経由の売上は、あくまでも上限の追加に関わるだけです。
かく言う私も、ずっと誤解していました。
私のブログはPA-API経由の売上はゼロだったので、いつかPA-APIが停止されちゃうんだろうな〜って漠然と考えていました(対応しろよって感じですね…笑)。
私のブログのPA-API経由の売上はゼロなのですが…いつまで経ってもPA-APIが停止されません。
そこで、Amazonアソシエイト Product Advertising API についてをよく読んでみると、
- 過去30日以内の発送済み売上商品が発生している場合、1日のリクエスト上限を8,640リクエストとする
- PA-APIより取得した商品リンクより発生した、過去30日間の発送済み商品売上$0.05(日本円で約5円)ごとに1リクエスト追加
と書いてあるではありませんかΣ(゚д゚lll)
つまり、PA-API経由の売上がゼロでも、PA-API経由ではない売上が発生している場合はAmazon PA-APIは使えるんですね。
もっとちゃんと読むべきでした。
過去30日の間に売上があればPA-APIが停止されることはありません!
正しい情報5:初心者もRinkerを使ってOKです
RiknerやAmazon内部の難しい話を散々してしまいましたが、正直、初心者ブロガーの場合は気にしなくて良いです。
そもそもPA-APIを使う機能はリンクを貼る機能とは別の機能ですし、仮にPA-APIを使う機能を使ったとしても、ブログ立ち上げ当初にリクエストが上限を超える可能性はほとんどないと言って良いです。
そもそも、ブログ立ち上げ当初はアクセスが1日に10回とか、そんなんですよね。
AmazonのPA-APIの利用回数制限(8640回)には引っかかりません。回数は十分です。
仮に超えたとしても、先述した通り価格表示機能やリンク切れチェック機能、Amazonの画像検索が使えないだけ。
前述した通り、リンク切れは発生しません。
正しい情報6:【注意】Amazonアソシエイトの売上が発生していない場合はPA-APIの利用を開始できない
それよりも初心者ブロガーが知っておくべき点は、Amazonアソシエイトの売上が発生していない場合はPA-APIの利用を開始できないということです。
売上実績の発生がない場合は、PA-APIの利用開始はできません。
引用:Amazonアソシエイト Product Advertising API について
なので、売上を上げていない初心者ブロガーさんの場合、
最初はPA-APIを使う機能を使うことができません。
- Amazonから画像を検索する機能
- 価格表示機能
- リンク切れチェック機能
しかし、リンクを貼ることは可能です。
PA-APIを使いたいのであれば、
やることは、Rinkerでリンクを貼って売上がAmazonの売上が出るのを待つだけです。
PA-APIが使えない場合のAmazonのリンク先指定
ここまで読んだ方は、と心配になるかもしれません。
しかし、先に検証した通り、APIが使えない場合は「リンク先を商品の詳細画面にする」に設定しても、リンク先が検索画面に自動で変更される仕様のようです。
というわけで、PA-APIが使えない場合は、どちらに設定してもリンク先が検索画面になります。
つまり、設定はAmazonのリンク先指定はどちらの設定でもOK。
ただし、PA-APIの使用ができるようになった時のことを考えて、「リンク先を商品の詳細画面にする」にチェックを入れておくのが良いと思います。
Rinkerは解説動画でサクッと設定しよう
この記事では、誤解しやすいRinkerのAmazon PA-API仕様について解説していきました。
Rinkerは各ECサイトごとに使用するASPを変更でき、売上を最大化できるのが一番のメリットです。
例えば、
Amazonと楽天市場はもしもアフェリエイトを利用
Yahoo!ショッピングはバリューコマースを利用
といったことができます。
もしもアフェリエイトはAmazon、楽天の商品紹介料が高く、バリューコマースはYahooショッピングの紹介料が高いです。
両方のサイトに登録しておきましょう!
また、実際にRinkerを設定、リンクを作成する方法については、ブログ記事よりも動画で見た方がわかりやすいと思いますので、Youtube動画で解説しています。
動画の手順をそのままやればOKですので、ぜひ動画を見ながら設定してみて下さいね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。リオでした。