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Qiitaかブログか、どちらで情報発信するべきか?【メリット/デメリットまとめ】

こんにちは、元インフラエンジニアのリオ(@Rio_reach)です。

ITエンジニア
ITエンジニア
インターネットで情報発信をしていこうと思うんですけど、ブログとQiitaどっちで情報発信すべきか悩んでいます。どちらで情報発信すべきでしょうか?

情報発信の場は簡単には変えることができないので、どちらのプラットフォームで情報発信をするかって悩みますよね。
ブログにはブログの、QiitaにはQiitaの良いところがあります。

この記事では、今後インターネットで発信をしていきたいITエンジニア向けに、ブログとQiitaの違いについてまとめました。

メリットとデメリットを正しく理解して、あなたにあったプラットフォームを選択する参考になれば嬉しいです。

自由を取るか?つながりを取るか?

Choice
Qiitaにするか、ブログにするか?最初にざっくり結論を書いてしまうと、

承認欲求を満たしたい、人とのつながりを重視したい:Qiita
副収入を得たい、将来独立した時の営業ツールにしたい、技術的なこと以外も書きたい:ブログ

です。

以降にもう少し細かく、ブログとQiitaのメリットやデメリットを詳しく書いていきます。

Qiitaの特徴

Qiita rectangle
Qiitaとは、プログラミングに特化した技術情報共有サービスです。
「みんなで知識を持ち寄って、共有する場」というイメージがピッタリです。
たくさんのエンジニアがQiitaを利用しており、20万件以上のプログラミング記事が投稿されているようです。
参考:Qiita Support | Qiitaとは

Qiitaで記事を書くメリット

Qiitaで記事を書くメリットをまとめました。

  • 投稿初期でもブログよりも読まれやすい。
  • コメントやフィードバックがもらいやすい文化が根付いている。
  • いいね/ストック(ブックマークみたいなもの)といった承認欲求を満たす仕組みがある。
  • Qiita Jobsといった転職につながる仕組みがある。

Qiitaの大きなメリットは、たくさんのエンジニアに見てもらえる仕組み作りや文化がしっかりできていて、モチベーションが続きやすい点です。

ブログでは、初期はなかなか読者がつかず、また、作りたてのブログはドメインの力も弱いため、有益な記事を書いても検索エンジンにヒットせず、結果読まれにくいです。
そのため、モチベーションが続かない人も多いことも事実です。

その点、Qiitaは検索エンジンに引っかかりやすく、かつ記事に言語のタグをつけることができるので、Qiitaのタイムラインから読者流入が見込めます。

リオ
リオ
プログラミング情報を検索したら、Qiitaの記事がヒットした、という経験をお持ちのエンジニアはたくさんいるのではないでしょうか?
Qiitaは結構、SEO対策に力を入れているようですね!

また、2019年10月28日より、Qiita Jobsというエンジニア就職支援サービスがスタートしました。

Qiita Jobsの大きな特徴はQiitaアカウントに紐づけることでユーザーと企業双方がお互いの技術や興味分野などについて理解を深められること。そして冒頭でも触れたように開発チームに焦点をあてた上で、現場のエンジニアが主導で採用活動を行っていくことにある。
引用:会社ではなくチームを選ぶ、Qiita発のエンジニア転職支援サービス「Qiita Jobs」が正式ローンチ

まだサービス開始して間もないサービスですが、面接の手間や人材のミスマッチを防ぐ、採用側の企業にとってもエンジニアにとってもWin-Winの画期的なサービスです。

Qiitaで記事を書くデメリット

Qiitaで記事を書くデメリットをまとめました。

  • Qiita文化に疲れてしまう場合もある。
  • プログラミング記事しか書けない。
  • アフェリエイトはグレーゾーン

世の中には、「SNS疲れ」という言葉がありますが、これがQiitaにも当てはまります。
Qiitaはプログラミング情報共有サービスである一方、SNSの人と人がつながる機能も持っています。

そのため、コメントで攻撃されたりする(この記事はQiitaに書くべきではない、有用な記事を埋もれさせるな、といった指摘など)ことで、疲れてしまうエンジニアもいるようです。

2018年には、Qiitaの記事のレベルについて指摘した記事が炎上したケースがあります。
参考:Qiitaと炎上問題。ユーザー努力によるコミュニティ改善は可能だ。

まあ、これもQiitaの醍醐味なのですが、あまりにレベルが低い記事や体系化されていない記事だと何らか攻撃を受ける可能性があります。

リオ
リオ
個人的にはいちいち、「これはQiitaに書くべき内容だろうか?」と悩みつつ記事を書くのは時間がもったいないなぁと思います。

ブログの特徴

Seo
説明するまでもないと思いますが、ブログの特徴は自由さとサイトのカスタマイズのしやすさ、そして副収入が得られる点です。
自分でレンタルサーバーを取得してWordPressで運営する方法と、はてなブログといったブログサービスを利用する方法の2種類あります。

ブログで記事を書くメリット

ブログで記事を書くメリットをまとめました。

  • Googleアドセンスでの広告収入、アフェリエイト案件、Amazonや楽天の商品紹介をして副収入を得ることができる。
  • フリーランスエンジニアの場合は営業ができる。
  • 書きたいことが自由に書ける。

Qiitaにはない大きな利点は、Googleアドセンスの広告を貼ったり、Amazonの商品を紹介したりといったアフェリエイトにつなげることで副収入を得ることができること、そして自由に記事が書ける点です。
フリーランスエンジニアの場合は、自分自身の営業もブログ経由で行うことができます。
書きたいことが自由に書けるので、プログラミング情報以外にも幅広く発信していきたいITエンジニアにブログは向いています。

リオ
リオ
世の中にはブロガーという職業があり、脱サラしてブログでご飯を食べている人もいます。
書けば書くほど、自分に収益という形で戻ってくるので、夢のある選択でもありますね。

ブログで記事を書くデメリット

ブログで記事を書くデメリットをまとめました。

  • ブログ解説までの準備が大変。
  • 副収入を得たい場合は有料になる。
  • 初期はブログを見てもらいにくいため、モチベーションが保たれにくい。

Qiitaに比べると、ブログの方がサイト開設までの準備が大変です。
ちなみに、ブログサービスを利用するのではなく、WordPressでいちから構築する場合はより大変です。

また、副収入や営業を視野に入れる場合は、独自ドメインがほぼ必須となり、月々の費用が大体500円〜2000円くらいかかります。

正確にいうと、無料ブログでも副収入や営業できないこともありませんが、無料ブログだと広告が多すぎてしまったりするという問題があったり、営業用としての信頼度が低くなるというデメリットがあるため、無料ブログで運営するのは現実的ではありません。

収益化ができるようになれば有料でも問題なくなるのですが、収益化するにはアクセスが必要になり、そのアクセスを集めるまで3ヶ月から長くて1年ほどの時間がかかってしまいます。
というのも、サイト開設当初はサイトの力が弱いため、検索エンジン経由でのアクセスが見込まれにくいのです。

初期のアクセスの少なさは、モチベーションの保ちにくさ、というデメリットにもつながります。

リオ
リオ
とは言え、裏を返せばサーバー構築やSEO、ライティングといった知識を身に付けることができます。
大変だけど、その辺も学びたい!という方にとってはブログはオススメです。

まとめ 結局Qiitaとブログ、どちらがいいのか?

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この記事では、Qiitaとブログ、どちらで情報発信するべきか?という内容について、Qiitaとブログのメリット、デメリットをまとめていきました。

Qiitaもブログもそれぞれメリット、デメリットがあるので、情報発信をする目的、何を重視するかによって選択してもらえると良いと思います。

まとめると、

承認欲求を満たしたい、人とのつながりを重視したい:Qiita
副収入を得たい、将来独立した時の営業ツールにしたい、技術的なこと以外も書きたい:ブログ

という感じで選んでいただければ間違いないと思います。

なお、ブログをはじめる、特にWordPressではじめるのは大変という話をさせていただきましたが、私のYoutubeチャンネルにてWordPressでブログを作る方法をいちから解説しています。

動画の手順をそのままマネすればOKですし、パソコンが苦手な方からも「わかりやすい!」好評をいただいています。

この記事を読んでブログをはじめてみたい!と思ったエンジニアの方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

ブログの更新はTwitterにてお知らせしておりますので、興味がある方はぜひフォローしていただければ嬉しいです!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!