無料で使えるSTORES/BASE/カラーミーショップを徹底比較【Instagram連携も可能】

ネットショップ作成はサービスの選択が大事。

どのサービスも同じでしょ？と思うかもしれませんが、

各サービスでやれることや特徴が違うため、ネットショップオーナーごとに最適なサービスは異なります。

そこで、この記事ではこれからネットショップの肝となるInstagram連携ができて、かつ、無料で使えるネットショップを選ぶためのポイントをまとめました。

結論を書くと、以下の条件であなたに合うネットショップは変わります。

あなたはどの条件を重視しますか？

この記事を読みながら、あなたに合うネットショップサービスを探してみてくださいね。

最重要：Instagramショッピング連携できるネットショップを選ぶ

これからネットショップを立ち上げるのであれば、Instagramのショッピング機能(ShopNow）と連携できる、

いずれかではじめるといいです。

これからネットショップを作ろうとしているあなたにまず伝えたいことは、そもそもSNS連携しないと売上を立てるのは難しいです。

ネットショップにはすでに大手企業が参入しています。

よほど商品クオリティが高ければ話は別ですが、小規模事業者が大手に勝つのは難しいです。

あなたのSNSを見てくれている人は、あなたに好感情を持ってくれています。

投稿の中に気に入った商品があれば、購入してくれる可能性は高いです。

「STORES」「BASE」「カラーミーショップ」でかかる費用比較

では、3種類のうち、どのネットショップ作成サービスを選べば良いのでしょうか？

まずは費用面から比較します。

どのサービスも

• 初期費用無料
• 月額費用無料

であり、

売上が発生した分の手数料がかかる仕組みになっています。

Instagram連携機能はSTORESとBASEは無料、カラーミーショップは月額550円かかります。

独自ドメインを使わないなら、STORESが一番お得

独自ドメインを使わないのであれば、売上手数料が最も安いSTORESのフリープランが一番お得です。

独自ドメインはムームードメインで年間1500円程度で取得できるため、個人事業主の場合でも取得しておいて損はないかな、と個人的には思っています。

といった場合は、STORESでOKだと思います。

サブドメインでもOKならBASE

独自ドメインを使う場合、BASEもしくはカラーミーショップのいずれかになります。

ただし、BASEの場合、独自ドメインそのものでなく、サブドメインでの運用になることに注意しましょう。

つまりBASEの場合、

といったサブドメインを使う必要があります。

カラーミーショップでは独自ドメインそのままで使えるのですが、カラーミーショップは独自ドメインでSSL化するのに月額1100円かかります。
※詳しくは次の見出しで解説

BASEは上位プランがないので長期的にはコストが上がる

また、BASEには上位プランがないということもしっかりと押さえておきたいポイントです。

STORESの場合は売上15万円以上、カラーミーショップの場合は売上10万円以上になった場合、上位プランに切り替えることで、決済手数料が安くすることができます。

例として、カラーミーショップと比較したグラフを出しますと、以下のような感じです。

上位プランがある場合、売上が上がってきたら上位プランに切り替えることで月額費用を抑えることが可能です。

しかし、BASEの場合は、月額費用は上がりっぱなしになってしまいます。

とはいえ、月額無料で独自ドメインも使えるのはかなり魅力的です。

後述するカラーミーショップのように「独自ドメインを使うならSSL化は有料」といったこともありません。

完全無料で独自ドメインを使用できるのはBASEだけといって良いかもしれません。

サブドメインでも良くて、かつ初期費用を抑えたいのであれば、BASE一択です。

独自ドメインをそのまま使うならカラーミーショップ

カラーミーショップでは、独自ドメインをそのままURLにすることができます。

ただし、独自ドメインにした場合、SSL化するのに月額1100円かかります。

SSL化をしなければ無料なのですが、クレジットカードを扱うネットショップにおいてSSL化は必須です。

ちょっとイメージしてもらいたいのですが、「保護されていない通信」と書かれているサイトがあったとします。

そのサイトにクレジットカード情報を入力できますか？

「このサイト怪しいのかも…」となり、別のサイトで購入しよう、となってしまうのではないでしょうか？

大切なお客さんが安心して買い物を楽しむことができるように、SSL化もしっかりやるべしです。

他の有料サービスとの比較

と思った方もいらっしゃるかもしれません。

STORESのスタンダードプランであれば、独自ドメインを使用することができます。

しかし、

というデメリットがあります。

また、ほかにもShopifyやおちゃのこネットといった有料のネットショップ作成サービスがありますが、結局カラーミーショップのフリープランがやっぱり一番コスパがいいです。

定期便を使うなら、STORESかBASEにする

もし、あなたのショップで定期便を使う場合は、STORESかBASEにしましょう。

カラーミーショップだと月額3850円かかってしまいます。

「STORES」「BASE」「カラーミーショップ」ショップ制作面の比較

ここからは、サイト制作についての機能を比較していきます。

※1 送料設定について
△：一律無料/一定以上購入で無料/県別送料設定が可能
◎：上記にプラスして、サイズ別設定が可能

STORESで作るサイトの良い点・イマイチな点

STORESは初心者でも簡単にネットショップをはじめられるのが大きな特徴。

パソコンが苦手な人でもネットショップを作成できるよう、難しい操作は一切なし。

お好みのテーマを選んで、商品を登録していくだけでネットショップができあがります。

その反面、HTMLやCSSを使ってページをカスタマイズしたり、別のページを追加する、といったことはできません。

簡単なABOUTページは作れますが、ちょっと物足りない印象なんですよね…

シンプルなネットショップをサクッと作るには最適なのですが、ブランドイメージをしっかりと伝えるページを作るには役不足感がある印象です。

BASEで作るサイトの良い点・イマイチな点

BASEもSTORESと同様、初心者でも簡単にネットショップを作成可能。

テーマを選んで、商品を登録していくだけでネットショップができあがります。

ただし、テーマに文章や画像を独自に追加できる機能があるのがSTORESとの違いです。

その他にも、

• ページ追加機能
• ブログ機能

などがあり、STORESよりも自由度が高いサイトを作ることができます。

また、BASEには、BASEAppと呼ばれるアプリストアがあり、欲しい機能をそこから選んでショップにインストールすることができます。

イマイチなポイントは、無料テーマのHTML/CSSの編集を行うことができない点です。

後述のカラーミーショップの場合、無料でも有料でもテンプレートの編集が可能です。

自由度で言えばBASEは「STORESとカラーミーショップの中間」といった印象です。

カラーミーショップで作るサイトの良い点・イマイチな点

カラーミーショップは中小企業向けに作られていることもあり、顧客対応機能が最も充実しています。

顧客向けのメールをカスタマイズできたり、領収書や受注伝票を印刷できます。

テンプレートのHTML/CSSを無料有料問わずカスタマイズでき、デザインを微調整できる点も大きなメリットです。

一方、1アイテムあたりの画像数が4枚と、他のネットショップと比較してかなり少ないです。

また、特定商取引法や消費税設定といった難しめの設定項目が多いです。

スマホで設定をするのはかなり大変ですので、パソコンをある程度使えて、多少難しい言葉も検索して調べられる方でないと挫折してしまうかもしれません。

「STORES」「BASE」「カラーミーショップ」比較まとめ

この記事では、Instagram連携できるネットショップであっる「STORES」「BASE」「カラーミーショップ」を徹底比較していきました。

また、パソコンスキルや独自ドメインでもおすすめのネットショップサービスは変わります。

どのサービスも登録は無料になりますので、気になるサービスを使ってみましょう。