こんにちは、元システムエンジニアのリオ(@Rio_reach)です。
システムエンジニアはかなり特殊な仕事です。
そこそこ忙しく、他の職にはないプレッシャーや業界構造に対する不満を感じていたりします。
かく言う私も、システムエンジニアの一種であるインフラエンジニアをやっていた時に
と悩んでいました。
本記事では、8年間インフラエンジニアだった私が、システムエンジニアでつらいと感じやすい項目をピックアップしてみました。
つらい理由を放置しておくと、私のようにプチうつになり、ギリギリになって退職…なんてことになってしまいます。
仕事がつらい理由
つらい理由はざっくり分けると以下の4点です。
- 人間関係
- 仕事内容
- 将来続けられるか不安、キャリアパスへの不安
- 業界構造の不満(ITゼネコン構造)
以下、1の人間関係から順により細かく分類していきます。
読み進めながら、自分に当てはまる項目がないか、ぜひチェックしてみて下さい。
人間関係
まずは人間関係のより細かい項目です。
あなたに当てはまる項目はありますか?
- 上司と気が合わない
- 後輩がムカつく
- プロジェクトマネージャーや上司が高圧的で萎縮してしまう
- 理不尽なことで怒られていると感じる
- 仕事ができなすぎる別会社の人にイライラする
- 周囲と年齢差がありすぎて話が合わない
人間関係は挙げたらキリがないほど、いろいろありますよね…
仕事内容
次は仕事内容です。
つらいと感じやすいシステムエンジニアの仕事内容をピックアップしてみます。
- 残業が多い
- 夜勤が多い
- やることが多すぎる
- やることがなさぎる
- スキルが自分になくてつらい
- 新しいスキルがつかなくてつらい
- チームメンバーまたはお客様とうまくコミュニケーションが取れない
- 同じルーティーンで退屈
- 根本的に仕事が合わない
特に深刻なのは「根本的に仕事が合わない」だと思います。
- エラーメッセージを見ると吐き気がする(英語が嫌い)
- マニュアルを見るといった作業が苦手
- パソコンをずっと見ているのが苦痛
- プログラミングが楽しいと思えない
上記のように感じている人は、早急な対処が必要です。
将来続けられるか不安、キャリアパスへの不安
3年目以上のシステムエンジニアが陥りやすいのが、将来の不安です。
将来が見えないと、モチベーションが下がってしまうのが人間ですよね…。
- 尊敬できる先輩がいない
- なりたい理想像が見つからない
- スキルがつかない環境である
- 理想のエンジニア像から今の自分が離れている
業界構造の不満(ITゼネコン構造)
ITゼネコン構造には矛盾があるので、その違和感が少しずつ溜まってつらくなってしまうことがあります。
ざっくりと書くと以下のような感じです。
- 一次請けの人への不公平感
- SES(システムエンジニアリングサービス)の矛盾
- 自社に属しているという意識のなさ
- 精神的・物理的閉塞感
もう少し具体的に知りたい方は以下の記事にて解説しています。
人間関係の対処方法
システムエンジニアの利点の一つに、プロジェクトが終われば人間関係がリセットされるという点があります。
プロジェクトが終わるまで、苦手な人への対処は、
- とにかく、自分の感情と向き合い、冷静に見つめて、優先する。
- 上位者からハラスメントみたいな叱責を受けた場合は、ゆっくりと呼吸する。顔を下げない。論理的にやり込めない。
- 苦手な人とうまくやっている人の観察をして、その人をマネする。
- イライラや怒りを感じたら、とりあえず6秒ガマンする。
あたりを心得ておくと良いのではないかなと思います。
「イライラや怒りを感じたら、とりあえず6秒ガマンする。」というのは、「アンガーマネジメント」と呼ばれる手法の一種で、科学的にも認められています。
というのも、人の怒りの感情のピークは6秒間で、6秒を過ぎれば冷静さを少しずつ取り戻せると言われています。
とは言え、これだけでは心配…という方には、おすすめの本なども後述しますので、よければそちらも見てみてください。
【裏技】いつでも転職できる準備をしておくのもアリ
とは言え、それでもやっぱり苦手な人から逃げたい!1分でも早く別の環境に行きたい!と思うのが人間だと思います。
上司に配置変えをお願いするのも手ですが、これを機に転職活動に挑戦してみるのも良いと思います。
というのも、「私には受け入れてもらえる別の場所が探せばあるんだ」と感じることによって、心に余裕が生まれるのです。
すると不思議なもので、今の環境でも意外とやり過ごせてしまったり、ある程度自分がワガママになることを許せたりします。
「今の自分の市場価値を知る」というだけでもいろんな学びがあると思いますし、転職サイトの登録は無料なのであなたにリスクはありませんよ。
- 転職支援実績No.1 リクルートエージェント:とにかく案件が豊富。求人数、転職支援実績、顧客満足度No.1を誇る。登録しておいて損はありません。
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人間関係の対処にオススメの本・動画
私が当時システムエンジニアで人間関係に悩んでいた時に救ってくれた本や、その時に出会っていたかった動画をご紹介します。
エンジニアのための時間管理術 /オライリー・ジャパン
そう思われるかもしれませんが、人間関係にヤキモキする時って、自分に余裕がない時だったりするんですよね。
この本はさすがオライリーが出しているだけあり、エンジニアの時間管理に特化した内容になっているので、頷きながら読めるはずです。
わからず屋さんの取扱説明書 /マイナビ出版
理不尽な上司と、ムカつく後輩に悩まされた私を救ってくれた一冊です。
本当は無視したい「話が通じない人」「困った人」「面倒な人」とどう付き合ったらいいかを教えてくれます。
上司を操る話し方、上司に操られる話し方/メンタリストDaiGoさんの動画
仕事の人間関係で悩むのは「上司」との関係性ではないでしょうか?
上司をうまくコントロールできれば、あなたの評価も上がり、働きやすくなりますよ。
上司との関係性に悩んでいる方は、一度動画を見てみることをおすすめします。
いい人のふりしてあなたを攻撃してくる人への対処法 /メンタリストDaiGoさんの動画
この動画では、「直接攻撃してくるのではなく、裏であなたを操ろうとする」カバートアグレッションと呼ばれる性質を紹介する動画です。
なんだかモヤモヤする人間関係の場合は、あなたが気がつかないうちにカバートアグレッションの標的になっているのかもしれません。
Daigoさんのおすすめのカバートアグレッション攻略本も載せておきます。
仕事内容・将来の不安・業界構造の不満の対処法
ここまでは、人間関係につらさを感じている方の対処法について述べていきました。
ここからは仕事内容や将来、業界構造に不満を感じている方の対処法です。
異動願いを出す
あなたが「つらい」と感じている理由が主に、
- ITは好きだけれども、受託開発は嫌い
- 残業や夜勤
- 帰属意識が欲しい
の場合は、社内の受託開発をしない別の部署への異動願いを出すことで、ラクになれると思います。
直接的に自社に貢献できる喜びは受託開発の喜びとは比べ物にはなりませんし、自社であればITゼネコンの矛盾にさらされることなく仕事ができますよ。
異動が受け入れられない場合は、転職も考慮に入れておくといいかもしれません。
現在は、今よりもより自分らしく働ける環境を探しておく、という気持ちで転職サイトに登録する時代です。
いつでも転職できる、と思えば、今の会社にも強い態度が取れるというものです。
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転職する
あなたが「つらい」と感じている理由が、
- なりたい先輩像が社内にいない。
- 異動をしても自分が望むエンジニアになれそうもない・スキルがつきそうにない。
といった理由であれば、社内にいてもあなたのつらさが改善されることはないと思いますので、限界を迎える前に転職の準備をはじめてみましょう。
今、「限界を迎える前に」と書きました。
そう、「限界を迎えてから」では遅いのです。
転職先がないまま、限界を迎えて仕事を辞めることになってしまうのは得策ではありません。
限界を迎え、エネルギーがかなり消耗した状態で職を探しても良い職には巡り会えないでしょう。
現代では、転職市場が発達し、キャリアアドバイザーが転職先を一緒に考えてくれる時代になりました。
費用も無料ですので、あなたにリスクはありません。あなたのより良い未来に向けて、キャリアアドバイザーに相談してみましょう。
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システムエンジニアがつらい理由 27個まとめ
本記事では、システムエンジニアが「つらい」と感じやすい項目をいろいろ書いていきました。内容を振り返ってみます。
- 上司と気が合わない
- 後輩がムカつく
- プロジェクトマネージャーや上司が高圧的で萎縮してしまう
- 理不尽なことで怒られていると感じる
- 仕事ができなすぎる別会社の人にイライラする
- 周囲と年齢差がありすぎて話が合わない
- 残業が多い
- 夜勤が多い
- やることが多すぎる
- やることがなさぎる
- スキルが自分になくてつらい
- 新しいスキルがつかなくてつらい
- チームメンバーまたはお客様とうまくコミュニケーションが取れない
- 同じルーティーンで退屈
- 根本的に仕事が合わない
- エラーメッセージを見ると吐き気がする(英語が嫌い)
- マニュアルを見るといった作業が苦手
- パソコンをずっと見ているのが苦痛
- プログラミングが楽しいと思えない
- 尊敬できる先輩がいない
- なりたい理想像が見つからない
- スキルがつかない環境である
- 理想のエンジニア像から今の自分が離れている
- 一次請けの人への不公平感
- SES(システムエンジニアリングサービス)の矛盾
- 自社に属しているという意識のなさ
- 精神的・物理的閉塞感
上記項目にあなたが当てはまる項目はありましたか?
本記事があなたが「いったい自分は何につらいと感じているのか」を考えるキッカケになれば嬉しいです。
ブログの更新はTwitterにてお知らせしておりますので、興味がある方はぜひフォローしていただければ嬉しいです!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!